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「絞り」は日本でいちばん古い染色の技法で、七世紀頃にはすでに利用されていたと言われています
「絞り」は糸などで生地をくくったり、しめたりして、染めたくない部分を『防染』(染料が入らないようにすること)し、70℃から90℃以上の沸かした染料で『たき染め』するのが特徴です。 |

絞りでは、ちりめん、綸子、朱子等の生地を使用しますが、最もポピュラーな平綸子には、「さやが
た」や「本紋(ユリ、菊、さやがた文様を組合わせたもの)」等といった地紋が入ります。総鹿の子
の着物になると殆ど地紋は見えなくなりますが、薄い色の着物の場合、うっすら地紋が浮かび上がり 美しいものです。見えない所のお洒落ですね。
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デザインが決定すると、生地に刷り込むための型彫りを行います。伊勢型紙にも用いられる和紙に柿渋を塗った防水性のある特殊な紙を、絞りの粒に応じたポンチと小刀を加工した道具を用いて彫っていきます。
その後、型紙を使って、生地の上に絞りをするところに摺りこんでいきます。刷り込む染料は青花と呼ばれる紫露草の汁を用います。刷り込む際には版画で使うバレンに似た道具を使います。
度々、型紙を持ち上げて、ずれないよう丁寧に摺りこみます。
絞りのデザインは、後の仕事がやり易いように、また絞りあがった効果が最大限発揮出来るように考えながら行います。 |
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絞りの技法は長い歴史の中で次々と考え出されてきましたので、非常に多くの種類があります。
その中の一部を様々な角度から分類しました。
総絞りの着物に用いられる絞り糸の量は相当なものですあり、この糸を解くのも大変な仕事です。ここで、湿気具合、力の入れ具合等により生地が破れる場合があります。最終工程のため、今までの苦労が無駄になってしまします。
京都絞り工芸館では、製造過程で誤って破れた絞り生地をハギレとして即売しています。
小物作り、パッチワーク、お洋服作り、半衿等に皆様、工夫されています。
絞り製品の場合、機械で湯のしをかけるとせっかくの絞りが伸びきってしまいます。そこで、必ず手湯のしを行います。2人一組になり微妙な調整を行いながら蒸気を下から当てていきます。
| ●機械を使わないのにキカイ絞り |
爪でつまんで括る代わりに、針でひっかけて括る道具があります。これは便利だと「機械絞り」と呼んでんでいますが。量産出来る様な機械ではありません。あくまでも絞りは手仕事の技なのです。
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| ●鹿の子絞りが女性の憧れと言われる理由 |
子鹿の斑点に似ているのが「鹿の子絞り」の名前の由来。鹿は神の使いと言われ、また安産でも知られる事から大変縁起の良いものとして、お嫁入り道具や成人式の振袖などに喜ばれます
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| ●正式な場所で着られます |
江戸時代、奢侈禁止令などで「一般民には贅沢すぎる」と幾度か禁止項目に入れられたことが現代ま で伝わっています。「正式な場所には着ていけない」「絞りはお洒落着」などと言われることがあり
ますが、今は江戸時代ではありません。小紋などはあくまでもお洒落着ですが、訪問着や振袖などは 第一礼装として十分にご着用頂けます。
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